雛人形に関する初歩的な知識を持ち合わせていないので、まずは雛人形について調べてみました。


リカちゃん人形の雛人形をよく観察してみると「立ち雛」と呼ばれる、リカちゃんが立った姿のものと、リカちゃんが座った「座り雛」というものがあります。
私の記憶では、「雛人形といえば座っている」というイメージだったので「立ち雛」と呼ばれるスタイルはなんとなく「斬新」で「かっこいい」、「最近の流行りなのかな」と思い、調べてみました。
ルーツをたどれば「立ち雛」が元となっている
リカちゃん人形はひとまずおいておいて、雛人形のルーツを辿ります。
立ち雛に関するルーツに関しては、下記の記事に詳しく書かれていました。
参考:飾り方について 立ち雛とは
元々、「人形(ヒトカタ)」で人間の穢れを水に流すことが雛人形のルーツだそうです。この「人形(ヒトカタ)」を調べてみると、座った姿ではなく立った姿。ですから、元々の雛人形は「立っている」のが本来のようです。衣装も紙でできていました。
座り雛は江戸時代の「内裏」の生活
では、座り雛はいつごろから流行ったのかについてです。これも前述の記事に詳しく書かれていますが、江戸時代の「内裏」の生活を模しているそうです。
立ち雛のメリット
では、立ち雛がいいのか座り雛がいいのか、という話になります。もちろん、見た目や予算などは別の問題になりますが、立ち雛の「メリット」を探してみました。
立ち雛はコンパクト
いろんなサイトで書かれているのは「立ち雛はコンパクト」という記事です。雛人形に関して知識が全くなかったので、「なぜ立ち雛がコンパクトなのか」最初は全く意味がわかりませんでした。
調べてみると、立ち雛は「男雛」と「女雛」で1セット(1組。内裏雛)らしく、三人官女や五人囃子はセットではない、ということになります。実際、下記のような記述もみられます。
引用:決定版 日本の雛人形: 江戸・明治の雛と道具60選
この理屈から、雛壇も雛道具なども基本的に不要。画像を検索しても、屏風やぼんぼりがあるくらいです。収納するときの手間もない、ということになります。