このサイトは「リカちゃん雛人形を手作りする」がテーマなのですが、「リカちゃん&ハルトくん(女雛・男雛)」以外に何を揃えればいいのか分からなかったので、調べてみることにしました。
目次
絶対必要:男雛・女雛
まず、絶対に必要になるのが男雛と女雛です。リカちゃん雛人形でいうとリカちゃんとハルトくんということになります。
こちらに立ち雛についてまとめてみましたが、立ち雛であれば最低限男雛・女雛(内裏雛)だけでもいい、ということになります。
あった方がいいもの
前述のように、歴史をたどると元々は内裏雛(男雛・女雛の1対)しかなかったようなので、その他は「おまけ」ということになります。飾り方に決まりはないようですし、地域によっても異なります。
屏風(金屏風)

「雛人形といえば、金の屏風の前に男雛と女雛が並んでいる」というイメージです。wikipediaを読むと江戸時代には屏風の前に内裏雛を飾っていたようなので、屏風はあった方がいいかな、と思います。
親王台(座っている台)

立ち雛ではなく座り雛の場合、内裏雛が座る台が必要になります。「決定版 日本の雛人形: 江戸・明治の雛と道具60選」の写真を見ると、古いものでは畳ではなく、座布団や板の台もありました。
三人官女・五人囃子
雛段の2段目・3段目に飾ることの多いのが三人官女と五人囃子です。前述のように、立ち雛であれば三人官女や五人囃子を揃える必要はなくなります。
「決定版 日本の雛人形: 江戸・明治の雛と道具60選」によると、「江戸では(中略)特に、五人囃子の人気は高く、必ず雛段に飾られたという」とあります。写真も掲載されているのですが、内裏雛(男雛・女雛)+金屏風+五人囃子+雛道具(+随身)のパターンが多いです。また、同書によると「官女は京都、五人囃子は江戸生まれといわれている」という記述があります。
雛段

雛段は三人官女や五人囃子をキレイに見せるために必要になります。
雛段の上に敷かれているものは毛氈(もうせん)よ呼ばれる赤い敷物です。
あればきらびやかになるもの(なくてもいいもの)
雛人形は飾り方に決まりはないので、以下は「飾った方がより雛壇を豪華に見せるもの」ということになります。
随身
上記に少しだけ出ましたが4段目に配置するのが「随身」です。右大臣と左大臣です。
犬筥(いぬばこ)

犬型の張子細工だそうです。「犬はお産が軽く、生育がよいことにあやかる」ことから飾られるそうです(決定版 日本の雛人形より)。
花飾り
ひな祭りの歌では「お花をあげましょ桃の花」とありますが、「雛人形アレコレ お花の意味は?桜・橘」にあるように、「向かって左に橘、右側に桜が飾られるのが一般的」だそうです。また「紅白梅」を飾ることもあるようです。
雛道具

雛道具では「楽器」や「雪洞(ぼんぼり)」、「牛車」などのイメージが強いですが、「化粧道具」や「貝合せ」「かるた」「嫁入り道具」などがあります。この雛道具に関してはAmazon