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【十二単】五衣(いつつぎぬ)について

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 十二単(じゅうにひとえ)のうち、単(ひとえ)の上、打衣(うちぎぬ)表着(うわぎ)に下に着るのが「五衣(いつつぎぬ)」です。
 五枚の袿(うちき)を羽織ります

ご注意

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 また、前述のように「間違った知識」の可能性がありますので、情報の転載や制作物の販売等はお控えいただけると幸いです。

五衣(いつつぎぬ)の製作例

五衣(いつつぎぬ)に関して

五衣(いつつぎぬ)の素材・生地

 生地は綾(あや)、唐綾、絹等が用いられます。

五衣(いつつぎぬ)の色・模様

 文様に関しては「地文(じもん)のみ」という記述が見られます。この「地文/地紋」というのは、織り方によって作り出された文様のことだそうです。
 ではどんな文様なのかというと、藤立涌、松立涌などだそうです。こちらのサイト様がイラスト付きで大変分かりやすく解説されています。


 色に関しては重ねの色目(かさねのいろめ/色違いの袿(うちき)を5枚重ねたときのグラデーションの名前)だけで50~60種類(文献によっては100種類以上)あると言われています。
 雛人形に採用されている重ね色目(かさねのいろめ)ですが、各社様々な色目を採用しているようです。
 では何が正解なのか、というのがちょっと分からなかったので、2社(人形材料のまるぎん株式会社天鳳堂)で共通して紹介している重ね色目を探してみました。すると、「杜若(かきつばた)」なのですが、紫・緑系のためか、実際に採用している雛人形は少ないように思えます。
 では、実際に何が採用されているのか調べてみると、白~ピンク+緑系のグラデーションの「紅梅の匂」、すべてピンク系の「紅の匂」が人気のようです。他に「重ね色目」の名前まででは調べることはできませんでしたが、1枚に紫系・橙~黄色系が入った色もありました。この辺りは別途文献で確認してみたいと思います。

五衣(いつつぎぬ)の縫い方など

 袷(あわせ)で仕立てます。下記のように、裏地と表地を別の色の袷(あわせ)にする(重ね色目/襲色目)で作ります
基本は表地と裏地の配色である合色目(あわせのいろめ)です
引用:おひなさまにまつわる話あれこれ

 形は単(ひとえ)とほぼ同じですが、着丈(きたけ/首から裾までの長さ)と裄丈(首から袖までの長さ)は単より短くなります。また、五衣(いつつぎぬ)の上に着る表着(うわぎ)と形状は同じですが、表着よりやや大きくなります重ね色目と呼ばれる、色のグラデーションが見えるようにするため)。
 五衣(いつつぎぬ)という名前のように、同じサイズで色違いの袿(うちぎ)を5枚用意すればいいのですが、「比翼(ひよく)」仕立ての十二単もあるようです。このため、同じ着物を5つも作るのがめんどくさい、という場合には比翼仕立てにするとよさそうです。
現在一般に使われる五衣は、ほとんどが襟・袖・裾まわしのみを五枚重ねとして、見頃は一つにまとめた「比翼」の仕立てがほとんどですので、たいへん早く着けることができます。
引用:十二単のはなし―現代の皇室の装い


 また、袖は「広袖(ひろそで)」といって、袖口の下を縫い合わせない構造になっています。

五衣(いつつぎぬ)の着用方法

 単(ひとえ)と長袴(ながばかま)の上に着用します。
 また、五枚を一緒に重ねて着用します。下記のサイトの写真がとても分かりやすいです。

参考にさせていただいたサイト様


 重ねの色目が色のサンプル付きで解説されています。

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